グリーフを抱えると自分が嫌になることがあります。

大切な人と死別をしたとき、
様々なことに敏感に反応してしまうことがあります。

例えば、家族で仲睦まじくしている姿に、
ふと涙が溢れてくる。
幸せそうな姿を見て、具合が悪くなる。
あるいは、妬ましい気持ち、羨ましい気持ち、
怒りの感情が出てくることもあります。

喪失体験をする前は、幸せそうな家族を見ると、
微笑ましく感じていた自分が、
今は「なんで私だけが…」「悔しい…」
と心がざわついてしまう。
そんな自分が嫌になってしまったり、
自信を失ってしまうことってあるんですよね。

ここで皆さんにお伝えしたいのは、
こうした感情は、グリーフを抱えた人なら、
誰にでも起こりうる自然な反応だということです。

誰だって、自分の愛する人を失ったら、
世界の色が変わって見えます。

心がざわつくのは、
あなたが誰よりもその幸せを知っていたからです。

幸せな人を見て、素直に祝福できなくても、
今はいいんです。

代わりに、自分自身の気持ちに素直に向き合って、
そんな自分も受け入れて、優しくしてあげてください。
「それだけあの人のことを深く愛してたんだな」
と自分に優しく言ってあげてください。

まずはご自身の気持ちを、
素直に認めてあげることから始めていきましょう。

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